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Launching the First Optical Grating Clock Successfully Miniaturized
島津製作所は、3月5日に18桁精度に相当するストロンチウム光格子時計「Aether clock OC 020」(イーサクロック、以下、本製品)の受注を開始します。光格子時計は原子時計の一種で、現在の「秒」の定義の基準となっているセシウム原子時計に対して100倍以上の精度を実現します。18桁精度は100億年に1秒の誤差に相当し、光格子時計は次世代の「秒」の定義の有力な候補として注目されています。本製品は2024年11月に、装置体積250ℓの小型化に成功した装置で、光格子時計としては世界初の商用機となります。各国の標準機関や大学・研究所などに設置することで、時間基準としてだけではなく様々なフィールド・目的で使用できます。
島津製作所は、3月5日に18桁精度 ※1 に相当するストロンチウム光格子時計 ※2 「Aether clock OC 020」(イーサクロック、以下、本製品)の受注を開始します。光格子時計は原子時計の一種で、現在の「秒」の定義の基準となっているセシウム原子時計に対して100倍以上の精度を実現します。18桁精度は100億年に1秒の誤差に相当し、光格子時計は次世代の「秒」の定義の有力な候補として注目されています。本製品は2024年11月に、装置体積250ℓの小型化に成功した装置で、光格子時計としては世界初の商用機となります。各国の標準機関や大学・研究所などに設置することで、時間基準としてだけではなく様々なフィールド・目的で使用できます。 ※2 光格子時計 光格子時計は、2001年に東京大学の香取秀俊助教授(当時)によって考案された。「魔法波長」と呼ばれる特別な波長のレーザー光で作った入れ物(光格子)に、原子を1つずつ捕獲し、原子同士の相互作用が起きない状態で原子の振動数を精密に測定する。光格子全体には多数の原子を捕獲でき、原子の振動数を一度に測定して平均を取ることで、短時間で高い精度が得られる。 ストロンチウム光格子時計 「Aether clock OC 020」5億円(税込) (システム構成により価格は変動します)国内外で3年間で10台
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